えみちゃんと妹の利恵さんがABCテレビ「歴史街道」に旅人として出演しました。撮影があった翌日の「おはパソ」で、その時の模様を語ってましたが、身内との共演は大変なようで…。
道上アナ(以下、道上)−撮影秘話、どうぞ
えみちゃん(以下、英美)−いや、秘話っていうのは特にないんですけどね、でもね、すごくやりにくいんですよ
道上−なにがです？
英美−普段の顔を知ってるだけに。お互いがね、家での顔を知ってるだけに…
道上−ふん、ふん
英美−その、やっぱり多少『演技』じゃないですけど、あの〜
道上−オスマシするわけだ
英美−そう、するんですよ。お互いがそうしてるでしょ。だから、横でチラッと見たときに、プッてこう笑ってしまうっていうか
道上−アハハハハハハ
英美−うわぁ、こんな澄まして。家では、寝っ転がりながら、お菓子食べてテレビ観てるような人が、とかね思っちゃうと、なんかすっごくねぇ…。向こうも、そう思ってるんやろなと思うと、何か意識しちゃって…。なんかやりにくいんですよ
道上−そんなこと考えるかなぁ、しかし…。大阪城の何処で撮ったんですか、昨日は
英美−大阪城は天守閣へ上ったんです
道上−ほう、太閤さんの気分になったわけですね
英美−変わってますよ
道上−何が変わってます？
英美−中はもうガラッと
道上−あ、色んな歴史資料館とか、そういうのが中にあったりするんですね
英美−ねぇ。ビックリするぐらいハイテクになってました
道上−ああ、なるほど、なるほど
英美−歴史のことが、行けば大阪城にまつわる歴史のことがね、全部わかるっていうくらい、すごく分かりやすくしてあるんですよ
道上−ああ、そうですか。で、お互い、姉妹（きょうだい）が視線を交わしながら…
英美−『あっちに行こうか』って目で合図をしたりとかね、そういう演技とかを、ちょっと言われたりするんですよ
道上−それは、だって、お姉さんは一応タレントさんですから、せないかんでしょう
英美−いや、そうですけど…
道上−妹さんは、普通の…学生さんでしたか、まだ？
英美−はい
道上−学生さんでしょ。そらぁ、ちゃんとお姉さんがリードしな、いかんでしょう。お宅の姉妹（きょうだい）の場合は、なんか妹さんがお姉さんの雰囲気あるようですね
英美−まぁ、あの、おっとりしてるっていうか、落ち着いてるっていうんですか
道上−だから、時々間違えられるっていうじゃないですか。そんなことないですか？
英美−そんなことないですよ。やっぱり、あたしが姉、とは言われますよ
道上−あぁ、そうですか
英美−ええ。だって、6つも開いてるんですもん
道上−いや、6つもあいてるけれど、立ち居振る舞いは妹さんの方が落ち着いてるようだと
英美−まぁ、それはそうですけど…
道上−そうでしょ。それで、順調に。また、あれですか、前にプロデューサーから聞きましたよ。神社の階段をずーっと上がるのに、ずーっと真っ直ぐ振り返らずに上がって欲しいのに、しょっちゅう振り返って、あなたがするもんだから、『振り返るなーっ！』言うて、プロデューサーが遂に怒鳴ってしまったっていうのは聞きましたけど
英美−フフッ、そう、ありましたね
道上−いや、『ありましたねぇ』やないがな
英美−でも、今回は、振り向いたりとか絶対しないでおこうと思って、妹にもそれを言い聞かしてたんですよ
道上−ほうほう
英美−監督が『はい、オッケー』って言うまでは絶対に振り向いたらダメよ、と
道上−ふふん
英美−もう、ずーっと歩いてる方向も『はい、いいよ』って言うまでは、ずっと歩き続けなあかんねんでって言ってたんですよ
道上−ほうほう
英美−で、最初は順調にいってたんですけど、昼ぐらいから、だんだんお昼御飯を食べたあたりから
道上−気が緩んでくんの？
英美−そう、気が緩んできて、で、それもすっかり忘れてしまって…
道上−ふん
英美−それで、お昼からの撮影の時に、あの〜、『ずっとそこを歩いて下さい』って言われたんですよ。で、オッケーが出るまでと頭では思ってたんですけど、もう自分の中で既にオッケーが出てしまってたんで、それで振り向いて階段下りて帰ってこようとしたら、『なんで帰って来んの！』とか
道上−アハハハハハハ、またやってんねや、アッハッハッハッハッ。また、やってるんや
英美−あぁ、やってしまった…
道上−ああ、そうですか
英美−はい
道上−お姉さんがそれでは、妹さんもやっぱり、やりにくかったと思いますよ
英美−やっぱり、あの、姉妹（きょうだい）っていうのは、もういいです
道上−ああ、そうですか？
英美−はい。なんかちょっと恥ずかしいですねぇ
道上−はぁ、なるほどねぇ
英美−はい
御覧になった方も多いと思いますが、えみちゃんに負けず劣らず利恵さんも美人系でしたね。で、受ける印象は、上で道上さんも言ってる通り、えみちゃんが「妹」に見えちゃいました。姉妹の持つ雰囲気なんでしょうね。
それにしても、身内との共演って大変なんですね。ちょっと感覚は違うかもしれないですが、ふだんは見せない自分を見せるという意味では、授業参観とか家庭訪問とかの気分なんでしょうか。あんまり自分の仕事姿を身内に見せたいとは思いませんが、タレントってのは、自分を晒すのが仕事だから大変ですね。