あたしの17歳の時とはね、えらい違いやなぁ

『宇多田ヒカルに恋人発覚！ニューヨークでクリスマスデート』というスクープ記事がスポーツ新聞を飾ったとき、えみちゃんは「17歳にして、ニューヨークでデートってカッコイイですよね」という感想を漏らしてましたが…。

道上アナ「いやいや、えみちゃんだって出来るじゃないか、そんなん。ホノルルマラソン走るくらいやから、出来るよ」
えみちゃん「ホノルルマラソンを走ったら出来るんですか？」
道上アナ「いや、だって、ホノルルでマラソン走れるっていうことは、ニューヨークでですね、デートくらい出来るでしょう。出来んか？ やろうと思ったら、あなただって出来ますよ」
えみちゃん「う…」
道上アナ「なに口ごもってんの？」
えみちゃん「いやいや、だからね…」
道上アナ「やろうと思ったら、パリだろうと、クアラルンプールだろうと…」
えみちゃん「いや、そう、やろうと思ったら…」
道上アナ「シドニーだろうと」
えみちゃん「フフフ」
道上アナ「別に17歳じゃなくても、26歳でも出来るじゃないですか」
えみちゃん「なかなか出来ないじゃないですか、でも」
道上アナ「どうして？」
えみちゃん「やっぱり、お金のこととかね。いろいろとあるじゃないですか」
道上アナ「お金は…。だって、あなただって、もう、このアシスタント2年半になるんですから」
えみちゃん「ええ…」
道上アナ「食事代も、ほとんどお父さんとお母さん、部屋代も要るわけじゃなし、ね。うちで多少お渡ししてるものぐらい、ちょっと貯めてたら、そらニューヨークであれ、パリであれ、デートくらい出来るでしょう」
えみちゃん「出来ないです…」
道上アナ「なんで？」
えみちゃん「でも、なんか使ってますもん…」
道上アナ「何に使ってんのや？」
えみちゃん「わかんない…」
道上アナ「わかんないことに使うくらいだったら、やめなさい、もう…」
えみちゃん「え？」
道上アナ「いや、わからんものに使うの止めなさいよ、今年は」
えみちゃん「道上さん、全部、把握してます？」
道上アナ「いや、把握してません。だけど、僕の場合は、家に使ってる分があるじゃないですか」
えみちゃん「その、誤魔化してはりますけど、家に使ってる分っていうのは、なんですか？」
道上アナ「だから、その…。電熱費とか交際費とか食費とか、ね、車の維持費とか…」
えみちゃん「ウフフフ」
道上アナ「ね。あ、あれ光熱費っていうのか。電熱費とは言わんなぁ、ええ。家のローンから、あるじゃないですか。あなた、何があるの？」
えみちゃん「あたしも色々とあるんですよ」
道上アナ「何があんねん、せやから？」
えみちゃん「車のローンとか…」
道上アナ「はい？」
えみちゃん「あるんですよ！」
道上アナ「車のローン？」
えみちゃん「ええ」
道上アナ「それ、お父さんが払ってはんのちゃうの？」
えみちゃん「いえいえ。これは、自分で払ってます」
道上アナ「そうですか。いや、だから、まぁ、ちょっと節約すればね、これぐらいのものは出なくはない」
えみちゃん「そうですかねぇ…。でも、17歳でスゴイなぁ…って思って。あたしの17歳の時とはね、えらい違いやなぁ、と」
道上アナ「ああ、それは違う。それは、えらい違いだと思います。え〜、何が売れたんです、去年？ It's automaticじゃないね」
えみちゃん「First loveとか」
道上アナ「あ、First love。First loveと、えみちゃんの九九CDの売り上げの違いでしょうね」
えみちゃん「アハハハ」
道上アナ「はい。レッツゴー九九は売れました。10万枚は売れましたけど、First loveには、ちょっと敵わなかった」
えみちゃん「ちょっとどころじゃないですね」
道上アナ「だから、その差と思って下さい」

いきなりミリオンセラーを飛ばした17歳の歌手と、まだ素人の女子高校生をやっていた自分の17歳の頃を比較するのも、どうかとは思いますが…。（余談ながら、私は、宇多田ヒカルという歌手は名前しか知りません。興味がないので曲は聴いたことないです）

最近は、17歳という年齢を一括りに論じられることが多いですが、それに倣えば、とんでもない罪を犯す17歳がいる一方で、こういう希有な才能を生かして、一夜にしてトップに躍り出る17歳もいるわけですね（これは、別に17歳という年齢に限ったことではなく、どの年齢でも当てはまることですが…）。

えみちゃんが17歳をやってた9年ほど前と比べても、極端な方向へ走る若い人たちが増えたように思えます。あらゆる意味で「以前とは、えらい違いやなぁ」というのが実感なんでしょうね。

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